蝶(1904年)

黒髪 SIGMA SD1 Merrill + 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM

 1966年に発行された切手で、図柄は藤島武二の「蝶」です。先日日経の文化欄に高樹のぶ子が解説をしていました。「女の子を蝶よ花よと育てると、美しく官能的には育つけれど、少し困ったことも起きる。」 困ったこととは、男達が寄ってくる前に蝶や花が身辺に溢れかえり、かえって壮健な男達が遠ざかってしまうそうです。花に寄る蟻や昆虫が女の中に入り込んで悪戯をし、虫食いとなるそうで、こられはすべて匂いのなせる技で、蝶にとっての痺れ薬、つまり処女香と呼ばれるものだそうです。そして人生の奥深さとともに悲哀を味わうとき、女は少なくなった髪を手で梳き、そこに群れていた蝶を懐かしむ。というのがこの絵の解説で、高樹のぶ子の真綿で締めるような官能的な文章は、ぐるぐる回った挙句にやっと完結するのでした。

 この写真は、切手を立てて撮りました。寄りかかったものに密着してなかったので、少しピントが甘くなったようです。
 

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