大津絵

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 今年の10月の連休に、ツーリング仲間と東海道五十三次の旅に出ました。車体はANCHOR RHM9です。輪行時の軽量さと平地番長の性格が最初はとてもうれしく感じたものですが、日本橋から平地を約90km走った後の箱根の激坂の途中で脚に来て、その後の骨までキンキン来るカーボンの硬さが堪りませんでした。真っ暗な芦ノ湖の坂道を、骨と筋肉の奥から力を搾り出して、止まるような速度でよたよた走ったのは忘れられません。
 この写真は大磯の本宿跡の民芸店にかけてあった大津絵です。寛永年間に誕生した大津絵は、当時の東海道の土産物ですが、現在もこの絵を大磯在住の画家河口邦山氏が描かれています。この写真をツーリングものの最初の写真に選んだ理由は、この写真の発色の良さが今年一番だったからです。その場で私が感じた色彩が、そのまま表現されています。その時の心情に左右される色の感じ方まで再現できる機材が、私にとっては一番です。私にとっての写真の評価は自分の心情に左右されるので、皆さんにとってもいい写真とは限りません。これ以降、私はFoveonセンサーの魅力にどっぷり浸かっていきます。
 ツーリングものなら時系列で記事を書くべきでしょうが、私は心魅かれる写真を順不同に取り上げていこうと思っています。そもそも写真はその一瞬を切り取られたときから、時間や空間を超えて存在していくものと思います。デジタルの時代になって、そのデータが世界中のサイバー空間を飛び交うようになると、一層その思いが強くなりました。そんな時空を超えた存在になった写真を、自分のあやふやな記憶にあてはめて元の順番に置くことに意味をあまり感じません。写真という、アートの世界を楽しんでいこうと思います。
 

No title

そーですよ。時系列にとらわれることはありませんぜ。
文章も講演もまったく同じ。
自分の感性に従った方が、より思いが伝わるものです。
へ(^o^)/

2011/12/20 (Tue) 09:33 | 誤字メ #Xd9Dr.kQ | URL | 編集

感性

自分の感性を信じるって、本当に大切ですよね。今回のブログづくりで、いろんなことが勉強になります。

2011/12/20 (Tue) 12:16 | 青の9号 #ofuZxQNg | URL | 編集

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