天翔ける馬たち

今回のツーリングには6人が参加し、それぞれ思い入れのあるロードバイクで走っていました。クロモリ3台、カーボン3台で、タイヤは一人だけチューブラーで、残りは全員WOでした。ここに皆のバイクを紹介します。(撮影は全て、Cyber-shot DSC-WX100 4.45-44.5mm F3.3-5.9 です。)

B (1 - 1)
A先輩の、いろんな工夫に富んだバイクです。ビアンキのクロモリですが、ハンドルを逆にして先端をカットしてあります。このハンドルにMTBのようなブレーキレバーをつけて、下りのスピードコントロールに優れた性能を最大限に発揮されていました。荷物の量は、旅慣れたベテランの平均的量でしょうか。

L (1 - 1)
INOUさんの、ツーリングバイクに最適なフレームと言われるLOOK585です。皆の道案内をしてもらい、ステムにつけたナビは心強い機器です。荷物はいつもセンスあるお洒落を楽しむため、まあまあの量でした。

N (1 - 1)
ミッキーさんの、世界のNAMBEI号です。ホイールはMAVICのOPENPROで、乗り心地は最高でしょう。荷物は、今回はビーサンさえありませんでしたが、いつも通り仲間内で一番の量でした。

T (1 - 1)
いつものLOOK585に替えて、TREKでの参戦となったT橋先生です。朝練同様に、どんな状況の時も速さが光っていました。サドルに付けている輪行袋は、前輪のタイヤだけ外せばすぐに納めることができるタイプです。

D (1 - 1)
最初見たときに普段とは違和感があった、Dr.KのDEROSAです。それもそのはず、いつもはもっとディープなリムのBORAをツーリングに持ち出すという掟破りに、今回はさらに掟破りの山岳用のハイペロンです。これだけ入れ込めば、白骨温泉までの激坂にも、一人敢然と挑んだのが良く理解できます。それにしても、トップチューブに貼り付けたチューブラーが泣かせます。荷物の量は、平均的な量でした。

7 (1 - 1)
私が今回のツーリングに選んだ、ANCHORのRNC7です。荷物の量は、この小さなサドルバッグとサイクルジャージの背中のポケットだけです。この状態で10kgを切っています。秘密兵器は、12-29Tのスプロケです。最後の3枚は23、26、29となっており、29を使った時はインナー・ローで時速9kmでした。保険にいいかなと思っていましたが、とんでもない。めちゃ疲れた時には、29が大活躍しました。日本の激坂は長くても3,4キロ程度なので、30分頑張ればいいと頑張れました。「終わりの無い坂は無い!」これだけ唱えて、ただただクランクを回し続けました。でも最後に理解できました。「でも日本中どこにでも坂はある!」
大雪山旭岳

旭川空港に降り立った時から、頭の中で松山千春の「大空と大地の中で」のメロディーが渦巻いていました。大雪山連峰の主峰で標高2,291m、北海道最高峰のこの山は旭川市内のどこからでも見ることが出来ます。広い空と大地がなせる技です。残雪を頂くこの山は、雄大な自然の北海道のシンボルです。

朝日岳 (1 - 1)(Cyber-shot DSC-WX100 4.45-44.5mm F3.3-5.9 )

イトムカ鉱山

アイヌ語で「光輝く水」つまり水銀を意味するイトムカ鉱山は、かってアジア一の産出量を誇る水銀の鉱山でした。無機水銀中毒を引き起こす水銀蒸気が発生するため、防毒マスクの着用などの予防措置がとられていましたが、それでも倒れる者が多かったそうです。現在は使用中止になった水銀の抽出技術を応用して、国内唯一の水銀リサイクル施設となっています。

イトムカ (1 - 1)(Cyber-shot DSC-WX100 4.45-44.5mm F3.3-5.9 )
翌朝一番の走りは、壁にへばりつくような激坂を蛭窪トンネル(標高1,680m)まで上りました。最初のコース設定では白骨温泉からずっと下っていくはずだったのですが、なんと上高地乗鞍スーパー林道を走ることになったのです。距離22キロの林道で、標高差約500mの上下行を何度も繰り替えし、白骨温泉から奈川温泉まで続いています。厳しい坂ですが、登りきった者だけが味わえる、神々しいまでの山並みが堪能できます。この林道を出た後に境峠(標高1,480m)が待っており、最後にはノーマークの鳥居峠(標高1,197m)が控えているのでした。

DSC00884.jpg白骨温泉と乗鞍高原を隔てる、蛭窪トンネル付近から見た乗鞍連峰です。空の青さが、宇宙の色をしていました。

DSC00892.jpg本日4つの峠のうち、2番目の白樺峠(標高1,624m)から乗鞍連峰を望んだところです。天気が良く、山岳コースの醍醐味が味わえました。クロモリフレームですが、登りも良く走りました。

DSC00905.jpg中山道の難所、鳥居峠です。昔の雰囲気を出すためでしょうか、そこまでしなくてもいいのに全線ずっと泣きのダートです。越えた先の川が逆方向に流れており、後で調べるとこの峠は中央分水嶺でした。この峠を下ったところが奈良井宿で、今回のツーリングの最終目的地です。ここから輪行し、今回のツーリングは終了となりました。(完)
今年のゴールデン・ウィークのツーリングは、上高地・白骨温泉・中山道を巡る旅として飛騨高山をスタートしました。
しかしながら毎度お馴染みのコース変更があり、二日目はあっと驚く超級山岳コースへと変貌したのです。おまけに最後の最後に泣きのダートの峠越えという、「Dr.K 遠くに行きたいシリーズ」に正に相応しい道程となりました。(撮影は全て、Cyber-shot DSC-WX100 4.45-44.5mm F3.3-5.9 です。)

DSC00855.jpg桜吹雪舞う飛騨高山をスタートし、158号線を一路標高1450mの平湯トンネル目指して走りました。この日は気温がぐっと上がり、高地向けのジャージでは暑さとの闘いでもありました。

DSC00862.jpg途中の安房トンネルは自転車走行禁止のため、タクシーを利用して上高地の入り口までやってきました。もう空気は凛として、下界の気温ではありません。大正池が、穂高連山の前に大きく広がっています。

DSC00869.jpg有名な河童橋です。岳沢をバックに梓川に架かるこの橋を撮るのは、上高地のベストショットアングルでしょう。

DSC00878.jpg乳白色で有名な白骨温泉は、激坂の疲れを癒してくれます。そう胸を張って言えるのは、実はこの中で Dr.K 唯一人なのでした。でも温泉上がりの生ビールの美味しかったこと...