第1位 Dinghy in Huis Ten Bosch

1 SIGMA SD15 + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM @f5.6 1/160Sec. ISO100

 第1位は、気持ちに正直にこの写真を選んでしまいました。永らく私の写真のモデルを勤めてくれたディンギーは、9月13日に天国へと旅立ちました。思い出づくりのために旅行した、ハウステンボスでのひとコマです。細い毛並みまで詳細に解像できた、SIGMA のFOVEON センサーと17-50mm F2.8 レンズの性能のよさに気付かされた写真となりました。

 今年一年、ご愛読いただいた皆様に感謝申し上げます。来年は機材に技術にと、ロードレーサー並びにカメラ双方で新しい年にしたいと思います。皆様、よいお年をお迎えください。

 


第2位 千日紅

2 SIGMA SD1 Merrill + MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM @f8.0 1/60Sec. ISO100

 第2位は、暗闇に浮かび上がるように撮ることが出来たこの写真にしました。マクロ撮影ではよく使われる技法ですが、今までうまく撮ることが出来ませんでした。ハスの華など、このようにとることが出来れば、素晴らしい写真となります。暗い背景になる角度を探し、被写界深度を浅くして背景をぼかすとこのような写真になります。原理はわかっていても、光線の角度や量、仕上げの技術など、やってみると結構難しいものです。撮影技術も、追求すると奥深いものがあります。
第3位 曲渕ダム公園の紅葉

3 SIGMA SD1 Merrill + 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM @f5.6 1/400Sec. ISO200

 いよいよベストスリーとなりました。第3位は、光と影の演出がうまく撮れたこの写真になりました。写真の基本構成要素である光と影を表現するのは、言葉ほど簡単ではありません。それは、眼で見るものとカメラが捉える光が違うことにあります。自分ではしっかり表現できたつもりでも、出てきた写真はそれほどでもないことが数多くあります。心象風景を撮りそれを現像してディスプレイに見える写真にし、出来た絵が同じような感傷を引き出すことが出来ればいいなと思っています。でも、それがとっても難しいんですけど... 
第4位 ANOTHER WORLD IN THE RAINDROP

4 SIGMA SD15 + MACRO 70mm F2.8 EX DG @f4.5 1/125Sec. ISO100

 マクロの小さな別世界を覗かせてくれた写真として、第4位としました。こういった写真は、粘り強く被写体を探し回らなければなりません。プロともなると、何日もかけて準備したうえで、シャッターチャンスをじっとその場で5時間ぐらい待ったりするそうです。時には、朝露で濡れている草原に腹ばいになって撮るときもあるとか。プロとはそうやって、素晴らしい写真を量産していくのでしょう。プロではない私にとって、お気に入りの写真が年間数枚ぐらい撮れればいいなと思っています。
第5位 ノートルダムの落日

5    SIGMA SD15 + APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM @f:11 1/3200Sec. ISO100

 いつも、写真を撮りに散策する姪浜漁港です。対岸の結婚式場に夕陽がかかる時期だったので、望遠レンズを持ち出してみました。水面の反射も計算に入れて、中心部は黒い墨絵のようにしてみました。三脚とカメラをセットし、日没まで1時間以上待っていました。夕陽の写真はあまり撮っていませんが、シルエットが気に入ったのと望遠レンズを使っていたので、この写真を第5位にしました。 
第6位 桜井神社能舞台

6.jpg SIGMA SD15 + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM @f:2.8 1/13Sec. ISO200

 この写真は、SINGMA の大口径標準ズームレンズの性能が良く出た写真となりました。絞り開放で手持ち、1/13秒という低速度シャッターでもこれだけの絵が出てきました。しかもモノトーン基調の中で、妖しく赤色が揺らめいています。モノトーンと原色の赤。それが、第6位のこの写真の魅力です。

 
第7位 夜桜

7 SIGMA SD15 + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM @f:11.0 5Sec. ISO200

 平和台の夜桜撮影のポイントは、この場所がベストポイントといえると思います。石垣、お城、水面といった、桜の撮影に無くてはならないものが揃っています。しかもこの時期はライトアップされ、幻想的な雰囲気が出ています。少しだけ霧状のものが出ていて、春の霞とはいえ、撮影では少し甘さが出ました。でも春らしくて、それもありかなと思っています。
第8位 立石山

クラシックブルー SIGMA SD1 Merrill + 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM @43mm f:11.0 1/160Sec. ISO100

 第8位は、芥屋の漁港を見渡せる立石山からの写真です。風景撮影には、天候が最良のスパイスです。雲ひとつ無い真っ青な空は、偶然の恵みでしょう。また、この時には山頂まで軽い登山があり、デイパック型のカメラバッグにレンズ数本と三脚まで積み込んで登りました。登山撮影とまではいきませんが、その苦労が少しは解りました。撮影に使った超広角レンズはお気に入りのレンズの一つで、360度広がった視界を見事に捉えてくれました。新しくSIGMA の現像ソフトにファームアップされた「FOVEON クラッシックブルー」のカラーモードで再現像しています。
第9位 艫(とも)の少女

9.jpg SIGMA SD15 + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM @f:9.0 1/100Sec. ISO100

 この写真は、モノクロームの奥深さに気付かせてくれた写真です。その意味で、第9位に入れました。漁港を歩いていたときに、漁船の艫で小さな女の子がおじいさんから魚の種類を教わっていました。ただそれだけのことですが、モノクローム写真にすることで何らかの意味付けさえなされたように感じます。ありふれた日常でも、撮り方によれば芸術に変えてしまう、それがモノクロームの魔術でしょうか。 
第10位 マリゾンの夜景

10.jpg SIGMA DP2x 24.2mm F2.8 @f:6.3 3.2Sec. ISO100

 今日から大晦日まで、今年のベストショット10枚を掲載します。選考は自分の感性で、お気に入りの写真を選んでみました。この10枚の他にも、ミャンマーのスナップや猫のピッピなど好きな写真が多数あり、選び出すのにとても苦労しました。

 第10位は、3月に撮ったマリゾンの夜景です。ライトアップされたマリゾンの建物の白い壁を、陰影を含めて綺麗に撮ることが出来ました。等倍に拡大しても、この陰影ははっきり写っています。DP2xで本格的に夜景に挑戦しましたが、FOVEON センサーが夜景にも強いことがわかった写真としてベストテンに入れました。3月の夜で風も強く、夜景撮影は寒さとの闘いである事も解りました。でも、寒い日は空気中に水蒸気があまり無く、透明感がある夜景写真になりました。