夜明けの鐘

夜明駅鐘(1+175)    SIGMA SD1 Merrill + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

 昨年の3月で廃校になった夜明小学校を記念し、以前小学校でチャイムのかわりに使用されていた鐘を残すことになりました。夜明駅舎のそばに、静かにこの鐘は佇んでいます。高速道路ができ地域を素通り⇒地域経済力や活力が低下⇒地域の人口減少... 何か、考えさせられるものがあります。高速道路だけのせいでは無いのでしょうが、素通りするということは、その地域の文化や名跡にも触れられずに知らないまま忘れ去られるということなのでしょう。

 この写真は、夜明ダムの湖面をバックに撮りました。この駅は国道から少し高い所にあり、夜明大橋が写り込んでいます。今は大橋を渡った側にある道が国道210号線となっており、駅の前の道は国道386号線に降格となりました...

 
夜明ダム湖畔

夜明ドライブイン(1+175) SIGMA SD1 Merrill + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

 いつの間にか、跡形も無くなっていました。ちょうど福岡を発ってビールをやった後のトイレ休憩の時間にぴったりで、当時はここに観光バスやら自家用車やら道に溢れんばかりに留まっていました。民芸家屋風のドライブインで、赤ら顔のおじさん、おばさん達が楽しそうな笑顔で闊歩していました。ここから日田に出て、それぞれの目的地までさらに観光バスの車内では酒宴が続くのでした。このおじさん、おばさん達の落とすお金が、地域経済の要となっていた時代でした。今となっては高速道路の開通は、途中の地域にとって意味あるものだったのか考えさせられます。

 この写真は、現在あるうどん屋さんの駐車場を撮りました。昔は、こんな看板を出す隙間も無いほど賑わっていました。この後も、ショッキングな光景を見ることになります。水分峠頂上のレストハウスが閉鎖され、ぐるりと鉄条網で囲んでありました。そういえば、えびのに降りていく手前の加久藤峠のドライブインも同じ運命をたどったのでしょうか?
新駅舎

夜明駅(1+175) SIGMA SD1 Merrill + 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

 夏合宿で湯布院に行く途中、思い出が詰まった場所を訪ねました。210号線は高速道路が開通するまで、九重、湯布院、別府方面への主要道路でした。福岡を出発すると、浮羽、日田、玖珠、水分峠と行き、そこからそれぞれの目的地を目指したものでした。現在は途中にいくつかのバイパスができて、昔の210号線とは違ったルートになっています。この夜明の地名は、焼畑開墾の夜焼きが変換して夜明となったそうです。

 この写真は、夜明駅の新駅舎を撮りました。「幸福駅」などの乗車券記念購入が流行ったころは、ここ夜明駅でも名前が珍しいのか、沢山の人で賑わっていました。旧駅舎はひなびた、とても趣のある建物でした。周りの経済的地盤沈下とは裏腹に、ここだけが輝きを放っているように見えました。
サフランモドキ

サフランモドキ(1+105) SIGMA SD1 Merrill + MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM

 いつもワンコの散歩で通る小路に、可憐な花が咲いていました。ヒガンバナ科のサフランモドキで、日本には江戸時代の終わりごろに入ってきたそうです。7~9月に咲くそうですが、1週間ほどで枯れてしまいました。日本に来た頃にサフランそのものと間違えられていたために、サフランモドキという名前がついたそうです。

 この写真は、105mm のマクロレンズで撮りました。手振れ防止機構がついていますが、三脚無しなので、いつものように息を止めてシャターに集中して撮りました。
クレマチス

クレマチス SIGMA SD1 Merrill + MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM

 蔓性植物の女王と呼ばれるクレマチスですが、花瓶の中に納まっているこの花は、とても蔓性の植物には見えません。クレマチス展が開かれるほど種類が多い花で、これが同じ種類かと思うぐらいの多様性です。世界中で約300種ほどあるそうです。クレマチスのエッセンスは、現実の世界に興味がない、白昼夢や空想にいつもふけっている人に効果があるそうです。今度、試してみようかな...

 この写真は、室内の小型ハロゲン電球で光をあてて撮りました。花の色合いが、現実の色とは微妙に違っています。 加えて、緑や全体的な色調も優しくなっています。光源の種類によって、出来上がった写真のイメージはガラッと違ってくるものなんですね。
雀の子育て

ちゅんちゅん SIGMA SD1 Merrill + APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

 この季節は、雀にとって子育ての季節です。4月から9月にかけて抱卵し子育てまでを行い、秋になると巣立った子雀とともに農地に行って秋の収穫物を食糧とします。それまでは、このように人間の生活環境の傍で巣づくりや子育てをします。このヒナは、今年の夏の生まれなのでしょう。巣立って間も無くといった頃でしょうか。雀にとっても人間は大切な存在で、廃村になったところでは雀もいなくなるそうです。それにしても、最近は雀の数もずいぶんと減ったようです。

 この写真は、大口径望遠レンズで撮りました。10mほど離れた距離でしたが、一脚を使用し手振れを防止しました。トリミングで等倍まで拡大していますが、高性能レンズのお陰で、細部までハッキリと写りました。
 
伐株山(きりかぶやま)カレー

カレー Cyber-shot DSC-WX100 4.45-44.5mm F3.3-5.9

 「豊後森まで下りですから。」 過積載監督の言葉にそのまま走り出しましたが、目の前にはアップダウンが... とどめは、行く手に現れた登坂車線でした。登坂⇒坂⇒長いってことぐらいは、ボーッとした頭でも理解できました。5km ほど走って待望の下りです。ダウンヒルになると、体がしゃきっとしてきます。10km の下りを堪能して玖珠IC そばの道の駅に駆け込み、冷えた赤コーラをがぶ飲みしました。

 この写真は、ここで食べた名物カレーを撮りました。玖珠町で有名な伐株山の形をしたご飯にカレーがかかっています。トッピングは、筋肉(すじにく)の煮込みです。おいしかったなー。私はここで打ち上げて、後は湯布院までサポートカーの人となりました。約80km 走破して、2ヶ月間の休養明けのいい走り込みになりました。
 今回の全体のルートはこれです。
日出生ダム(ひじゅうダム)

ダム Cyber-shot DSC-WX100 4.45-44.5mm F3.3-5.9

 日出生ダムは、駅館川水系の日出生川にある灌漑用のロックフィルダムです。西椎屋の滝を境に、ここは玖珠町になります。西椎屋地区には椎屋神社がありますが、この神社には悲しい龍伝説や大銀杏など見所があるようです。紅葉の季節に、また来てみたいところですね。

 この写真は、ダムの堰堤から撮りました。眼下に西椎屋の村と、遠くに山々が見えます。空は広くて吹き渡る風も涼しく、思わず「気持ちいいーっ!」と叫んでしまいました。その後の、三度目の地獄も知らずに... こっちが、悲しい伝説になりそうです。
西椎屋の滝

西椎屋の滝2
Cyber-shot DSC-WX100 4.45-44.5mm F3.3-5.9

 これが西椎屋の滝ですが、この滝のすぐ上に日出生(ひじゅう)ダムが出来たために、景観が大きく損なわれたと言われているようです。滝つぼの傍までは400m の坂道を降りて行かねばならず、ガクガクの脚にはとても無理でした。安心院町の東椎屋地区とはずいぶん離れていますが、ここ院内町の西椎屋地区とは同じ椎屋の名前がついていたため、間違えないように人々が勝手に東と西をそれぞれの頭に付けたようです。「好きにしいや!」の意味は、この由来も入っているのでしょうか???(深読みか?)

 この写真は、滝のはるか上から撮りました。以前はここには柵が無かったようです。高所恐怖症の人にとって、相当な迫力だったことでしょう。
宇佐のマチュピチュ

マチュピチュ Cyber-shot DSC-WX100 4.45-44.5mm F3.3-5.9

 院内町中心部まで走ってサポートカーに乗るつもりでしたが、過積載監督の「登りまで頑張りましょう。」の声に、もう一踏ん張りすることに。でも院内町から玖珠町までを結ぶ「柿ノ木峠道路」の坂は、想像を超えた距離でした。特に峠まで続く道路は新しくできた高架橋で、延々と長い坂が続きます。このあたりでは気温はもう30度を超えており、頭も朦朧として水を被りながらの走行でした。暑くて頭が回らず、フロントをインナーに入れたつもりでしたが、ずいぶん登った後に気がついたらアウターに入れっぱなしでした。すぐにインナーに落としましたが、既に脚は出来上がっていたのでした。その後はご想像の通り... 

 この写真は、院内町西椎屋地区の村落を撮りました。正面に見えるせり出した岩山が、ペルーのマチュピチュに似ていると静かな人気なのだそうです。このあたりは、日本の原風景のような何故かほっとする景色でした。でも、目的地はあの山の向こうに...