五百羅漢

五百羅漢 SD1 Merrill + 17-50mm F2.8

 仏教で羅漢とは、お釈迦様の弟子の中でも修行を積んで、ある程度の高位になったお弟子さんを指すものです。このお寺の羅漢さんは様々な表情をしていますが、身なりなどの様式は中国のものです。五百ほどあるそうで、作られたのは最近とのことでした。観音様などは写真撮影が禁じられていますが、この羅漢さんは修行途中の身であるため撮影してもかまわないと教えてもらいました。

 この写真は、暗い条件の中で撮りました。柱に寄りかかり息を殺してシャッターを押しましたが、等倍以上にすると細部が滲んでいます。A4ぐらいまでの大きさなら解りませんが、どんなにしっかり構えても微小な手振れは起こっているのでしょう。
苔むす屋根

庭 SD1 Merrill + 17-50mm F2.8
 
 ここの庭園は池を中心に作られており、池の中には心の字の点々を表した島が配置されています。秋には見事な紅葉が楽しめるところですが、季節は梅雨で雨に濡れた緑が鮮やかでした。屋根の上にも苔が載っており、ここは雨の多いところなのでしょう。ひなびた情景が、周囲の雰囲気とともに心に沁みてきます。

 この写真は、標準ズームレンズの広角側一杯で撮りました。庭は、広角レンズでも入りきれないくらいの大きさです。このお寺には、四季それぞれの美しさがあるのでしょう。


渡り廊下

廊下 SD1 Merrill + 17-50mm F2.8

 自転車で何度も登ったところですが、お寺の中に入ったのは初めてでした。この千如寺には、重要文化財の木造十一面千手千眼観音像いわゆる雷山観音があります。実物は高さ3m ほどのもので、住職の「ご開帳ー。」の声とともに、大きな扉が開かれます。写真の渡り廊下の上には、これも重要文化財の開祖の清賀上人の座像もあります。

 この写真は、じっと柱に寄りかかり、息を殺して2秒タイマーで撮りました。実はこのお寺では三脚、一脚の持込みが禁止されており、三脚必須のSD1 Merrill では暗い空模様といい条件が最悪でした。そのためISO を200 に設定し、絞りも画質が悪くならないぎりぎりまで開けてシャッタースピードを稼ぎました。 
R1がやって来た!(2)

R1エンブレム2 SD1 Merrill + 50mm F1.4

 このR1は、ホイールベースが2195mm しかありません。このため小回りは効きますが、段差を越えるときなど、前後の揺れが少しあります。エンジンは660ccの自然吸気直列4気筒で、トランスミッションはCVTです。変速ショックが無くスムースに速度が上がっていきます。四輪ともストラット式の独立懸架サスペンションで、デュアルSRSエアバッグ及びブレーキアシスト付きABSを標準装備しています。デザインの特徴は、スプレッドウイングスグリルと名づけられた、航空機をモチーフにしたフロントグリルです。この車種は、2010年3月に生産終了となりました。

 この写真は、50mm F1.4 の大口径レンズで撮りました。金属の質感や表面の歪みなど、リアルに描写しています。実はこの写真は、車のリアビューを写したものからトリミングでエンブレムを拡大したものです。三脚に乗せたSD1 Merrill は、どれだけ拡大しても耐えられるだけの解像力を持っています。トリミングさえすれば、なんか望遠レンズなんて必要ないくらいの絵が撮れそうです。そんな表現が、全く誇張でないと素直に言えます。


R1 がやって来た!

R1.jpg SD1 Merrill + 17-50mm F2.8

 セレナの稼働率が高くて乗れないので、雨の日などの図書館や動物病院通いにと探していました。やはり思い浮かべたのはカンパの国のチンクェチェントですが、日本にもこれに似た車があったことを思い出しました。てんとう虫スバル360の後継車と言われているR1ですが、こちらのほうはフロントエンジンで、現代風にCVTやエアコン、電動ドアミラーなど、ナビ以外は何でもありです。でも一番気に入ったのは、2人乗りに絞った設計思想やスタイリングで、なんともユニークです。

 この写真は、SD1 Merrill で撮りました。まだよくこのカメラの特徴が解っていませんが、4600万画素の解像力は凄まじく、等倍以上に拡大してもまだ細部がマクロ撮影のように分解できます。その描写力を活かして細部まで綺麗に撮るためには、三脚が必須です。感覚は、昔の中判カメラのような使い勝手です。このカメラは、間違いなくレンズを選びます。
ノートルダムの落日Ⅱ

ノートルダム夕日2   SD15 + 70-200mm F2.8

 先日に続き姪浜漁港からの夕日の眺めですが、これは漁港内の水面を入れてアクセントをつけています。このように水平線近くになっても太陽の輪郭がはっきり見えるのは、地表面の水蒸気が非常に少ないためです。その分長波である赤い光が比率的少なくなり、真っ赤な夕焼けにはなりません。この夕日を見て星飛雄馬を思い浮かべるのは、ある年代以上の人です。星飛雄馬が見ていた真っ赤な夕日は、関東地方の冬季の気象状況でよく見られる現象です。

 この写真は、大口径望遠ズームレンズで撮りました。このくらい絞ってしまうと、オレンジと黒とのモノクロームのような写真になりました。やはり夕日には、シルエットが大事ということなのでしょう。
ランタナとバラの葉

ランタナとバラの葉-1 SD15 + 70mm F2.8 MACRO

 いよいよ「雨の物語」シリーズも最後となりました。ランタナの花が、バラの葉に身を寄せ合うように咲いていました。このランタナは和名を「七変化」といい、花の色が変わるためにこの名前がついたようです。小さな花や蕾は、雨の中でも一生懸命に自分たちの存在を訴えているかのようでした。

 この写真は、70mm のマクロレンズで撮りました。手持ちだったため絞りを閉めることができず、ピントの範囲がシビアになりました。
ハリー・ポッターの夢

ディンギー昼寝 SD1 + 17-50mm F2.8

 昨夜も含め何度か病院に緊急搬送したディンギーですが、最後の命の灯火を燃やしているようです。ゴールデンの特徴であった長い体毛も、全身の80% 以上は抜けてしまいました。聴覚、嗅覚は無理ですが、視覚はわずかに残っています。思考や感情の表現は衰えていますが、体を触られると嬉しそうに首をもたげます。食事も全身の力を振り絞って踏ん張って立って食べますが、さすがに量は多くありません。楽な姿勢で休むのが最大の楽しみのようで、ハリーの写真の前で夢でも見ているのでしょうか。穏やかな顔は、神々しくさえ見えてきます。

 この写真は、......で撮りました。あっ、5 が無くなってる! え、え、マジですかー。
ノートルダムの落日

ノートルダムの夕日 SD15 + 70-200mm F2.8

 梅雨の晴れ間に夕日を狙いに姪浜漁港に出かけました。機材をセッティングして待つこと1時間、太陽が地平線に近づくにつれて空の色が急激に変わっていきます。ちょうど、対岸にある結婚式場の傍を太陽が落ちていきます。ここはヨーロッパの寺院を模して造られているため、格好の被写体になりました。塔の輪郭を出すためにピントをシビアにし、流れていく雲と落ちていく太陽のバランスを計算しながらの撮影でした。

 この写真は、70-200mm の望遠レンズで撮りました。強風だったため、レンズフードも含めて長いレンズは揺れてしまいます。完全に振れを無くすために、風が治まったときに2秒のシャッター・タイマーにして撮りました。
つつじ

つつじ SD15 + 105mm F2.8 MACRO

 日本にはツツジ科の樹が22属108種あるそうですが、それぞれの種に違った色合いがあります。淡いピンクから濃い目のピンク、ハッとするような赤まで、様々なつつじの花の色です。雨の中で見つけたこのつつじは、ちょうど NAMBEI マリア・ローザ号の色にとても良く似ていました。ジロ・デ・イタリアのピンクはスポンサーのスポーツ紙の色からとったそうですが、日本ではピンクというと桜やつつじの色が一番に思い浮かびます。

 この写真は、105mmのマクロレンズで撮りました。絞りが5.6ですので、ピントが合う範囲は1cmぐらいでしょうか。オシベの根元のあたりはすでにピントの範囲外で、小さい花の内部でさえ遠近感を出すことができます。