日本一危険な国宝鑑賞

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 投入堂を見るためには、険しいと言う表現では語りつくせない程の道を登っていかなければなりません。途中には断崖の上の切り立った細い道を渡ったり、それはそれは果てしないと思われるほどの、天界へと続く道を行かなければなりません。ふもとの店にあったポスターには、「日本一危険な国宝鑑賞」とありました。ここを登った最高齢は、92歳と85歳のご夫婦で、冥土の土産にと言って5時間をかけて往復したそうです。

 この写真は、登山道の途中にあるお堂を撮ったものです。クサリ場を過ぎたところにある文殊堂や地蔵堂、どうやって運んだか釣鐘のある鐘楼堂、ひなびた観音堂、納経堂などがあります。いずれも、貴重な建築物です。
艫の少女

漁船と女の子-1 SD15 + 17-50mm F2.8

 モノクロームとは単一色のことですが、フィルム写真を始めたころはモノクロフィルムだけでした。暫くしてカラーフイルムが出周り始めましたが、高価で色合いがまだ未熟だったため暫くは使っていませんでした。当時の白黒フィルムによる表現は、描写性は優れていましたが写真の出来不出来は現像によるところが多かったような気がします。ネオパンやトライXの名が、とても懐かしく思い出されます。

 この写真は、近くの漁港での営みを撮ったものです。お爺さんに連れられた少女が、魚の仕分けを教えてもらっていたようです。現代のカメラと現像ソフトの力で、表現性はこんなに多様になりました。モノクロはストレートに訴えかけてくるので、なんか心にぐっと来るものがありますね。

三徳山三沸寺

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 ツーリング第三日目は、いよいよ国宝投入堂ですが、先ずは標高900メートの頂を持つ三徳山に向かいます。この中腹に三沸寺があり、投入堂はその奥院になります。古くから山岳信仰の対象として、三徳山全体が境内として使われていたようです。投入堂への登山入り口としては、ふもとには正善院などの貴重な寺院がありましたが、この院は今年の3月の火災で延焼し、国の重要文化財の金剛蔵王大権現は焼失してしまいました。

 この写真は、これから険しい登山道がはじまる宿入橋の手前で撮ったものです。投入堂に行く登山者は、皆この「六根清浄」の輪袈裟を肩にかけて登ります。ちなみに「六根清浄」とは、欲や迷いを断ち切って、心身が清らかになることだそうです。自転車に乗ってるときも、この心境でいきたいものです。
倉吉 打吹玉川

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 倉吉市には、打吹玉川という伝統的建造物群保存地区があります。白壁の土蔵や古い町並みが続き、GWでもあり沢山の人が訪れていました。モノクロ調が、とても似合うところでした。赤瓦も有名で、多くの建物が赤茶色の瓦を載せています。この日は午後の足慣らし程度に抑え、夕方からホテル近くの居酒屋で、明日の投入堂の話題をさかなに、美味しい料理とビールを楽しみました。

 この写真は、保存地区の中心部で撮ったものです。写真を撮っていると、昔にタイムスリップしたかのような感覚にとらわれます。ひょっこり、昔の人が出てきそうな雰囲気でした。
詩(うた)

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 ディンギーの介護犬として我が家に来たウエストハイランド・ホワイト・テリアの「うーたん」ですが、先月2歳になりました。先日はディンギーが発作をおこして痙攣したときに、周りを飛び回り激しく吠えて教えてくれました。犬なりに、何か異常を感じ取ったようです。テリアとしての頑固さは少しありますが、家庭犬に必要な全てを備えています。明るく好奇心が旺盛で、何事も前向きに捉えて屈託がありません。まるで、自分の心が洗われていくようです。

 この写真は、じっと一点を見つめている姿を横から撮ったものです。うまい具合に背景に暗部が来ており、絞りを開けて後ろをボカすと、花のマクロ撮影のような写真になりました。動物撮影は、シャッターチャンスが全てです。
はわい温泉

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 トリンドル玲奈のCMで、一躍全国区となった「はわい(羽合)温泉」です。東郷湖畔に数軒のホテルや旅館が連なる小さな温泉ですが、ソフトバンクのコマーシャル以来、訪れる人が多くなったようです。近くにあるラドンで有名な三朝温泉とは規模が違いますが、湖の横にハワイらしく椰子のような並木があり、ハワイを相当意識しているようです。ツーリング二日目は雨のため、倉吉まで輪行してこの温泉や倉吉の旧市街を見て回りました。

 この写真は、はわい温泉で一番大きな旅館を撮ったものです。イラスト調の設定のままだったため、このような写真になりました。
山陰海岸ジオライナー

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 山陰海岸には地質的に貴重で多様な場所が点在しており、山陰海岸ジオパークと呼ばれています。ツーリングの二日目はあいにくの雨で、倉吉まで山陰本線を利用して輪行しました。車窓から時々見える海岸線は、変化に富んでおり見飽きることがありません。ツーリングの途中に寄る予定だった餘部駅の鉄橋跡も、停車時に駅のホームから見ることが出来ました。駅も鉄橋も高い場所にあり、冬の荒天時は吹きさらしで厳しい状況になることがわかります。

 この写真は、ジオライナーからの撮影を中心に構成しています。右下の写真の線路左側が餘部駅の鉄橋跡ですが、カメラのモードがイラスト調になっていたためこのような写真になってしまいました。