カクレクマノミとハタゴイソギンチャク

ニモ-0060 D70 + 18-70mm F3.5-4.5

 この話は、誰も信じてくれません。熱帯魚屋さんのお兄さんも、理解してくれませんでした。ニモが有名になったときに、我が家でもイソギンチャクとの共生が見たくて海水の水槽をセットし飼い始めました。毒針に耐性があるカクレクマノミにとっては、他の魚にとって危険なここも最高のふわふわベッドです。ところが一年ほど過ぎたときに、その事件は起こりました。痙攣したニモが吸い寄せられるようにハタゴイソギンチャクの口に運ばれ、一息に飲み込まれました。小さいときから飼っていたカクレクマノミで、とてもかわいがっていたものです。自然の謎に思考回路が回らなくなり、しばらく常識と言うものを信じることが出来ませんでした。

 この写真は、水槽の外から撮ったものです。イソギンチャクの飼育には、太陽光の明るさに匹敵するメタルハライドランプが必要ですので、室内での撮影でも十分撮ることが出来ます。もちろん、ピントはマニュアルです。
城崎温泉

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 今回のツーリングの一泊目は、日本海までもうすぐのところにある城崎温泉です。ここは平安時代から知られている温泉で、千三百年の歴史があります。源泉から一括管理して各旅館に送水されていますが、七つある外湯めぐりが楽しい温泉です。現在は健康的な温泉として若い人にも人気があるようで、GWということもあり多くの人が訪れていました。

 この写真は、御所の湯、通称「美人の湯」として女性に人気の外湯を撮ったものです。京都御所に似せた建物は、ガラス張りの天空大浴場や温泉ミストサウナなどがあり、一番人気の外湯でした。
玄武洞

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 第1日目の最後の訪問は豊岡市にある玄武洞でした。ここは、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞の洞窟と玄武洞ミュージアムとで玄武洞公園を構成しています。公園一帯に見所がありますが、夕方近かったため、また山肌全体に洞窟が散らばっているため、それぞれの洞窟には行きませんでした。ここに着くころには風が非常に強くなり雨も降り出しました。その後、ますます荒天になって行きました。

 この写真は、玄武洞ミュージアムに併設する売店でアメジスト(紫水晶)を撮ったものです。沢山販売してありましたが、ツーリングではその重さから一番買いにくいお土産でしょう。
タンデム

二人乗り2- FinePix600Z

 成長したディンギーは、まさにコンパニオンアニマルとしていつも私と一緒でした。人と情感を分かち合うことが出来、このように自転車のタンデム乗りも大好きでした。愛宕浜のビーチ沿いや堤防で、爽やかな風の中を駆け抜けていきます。風がお互いの顔の間をすり抜けていく時に耳元に話しかけると、ディンギーもうれしそうに首筋を寄せてきます。タンデムで乗る楽しさ嬉しさを、間違いなくお互いが共有した時間でした。

 この写真は、12年前にタンデム乗りの姿を撮ったものです。バランスをうまくとる為に出来るだけ背中とお腹をくっつけていましたが、この姿を見て近所の奥さん方は、この濃密な関係には誰も入っていけないと噂していたようです。
コウノトリ

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 ここ但馬は、コウノトリの国です。兵庫県では特別天然記念物コウノトリの人工飼育を、豊岡市のコウノトリの郷公園コウノトリ保護増殖センターで行っています。それでも個体数は減り続け、人工飼育以外のコウノトリは国内には皆無となりました。この公園は自然の里山を利用した場所にあり、多数のコウノトリが飼育され繁殖の努力が続けられています。

 この写真は、途中立ち寄ったコウノトリの郷公園で撮ったものです。実物はとても大きく、口ばしもアオサギに較べるとがっしりしていて大きくなっています。一度滅くなってしまったものを元に戻すのは、その数千倍の努力が要るようです。

名 物

食事2- WX100

 今回の旅では比較的、というよりこのシリーズのツーリングに参加して以来、初めてゆっくりと当地の美味しいものを堪能できました。左上から時計回りに、出石の皿蕎麦、三仏寺の豆腐うどん、城崎温泉のカニ、倉吉の牛骨ラーメンです。やはりその場所に行って当地の味を楽しむのは、ツーリングの醍醐味の一つです。それにしても投入堂の登山道に格闘した後のうどんは、お腹に染み入るようで美味でした。

 この写真は、食べる前に撮ったものですが、蕎麦だけは出汁に生玉子が入っています。倉吉でも朝食には玉子かけご飯が出てきましたので、このあたりは玉子の生食文化があるのでしょう。


三瀬峠/トンネル入口下

三瀬峠トンネル入口下-0217 DP2x

 点滴で病院に連れて行く前に、ディンギーの願掛けのつもりでクロモリのアウター縛りで三瀬峠を登りました。曲渕までは50x18Tで通し、頂上までは25Tまでのギアを使い分けました。途中インナーをクルクル回す6人のカーボン集団に抜かれましたが、後で2人を抜き返しました。アウターでは緩やかになった時の加速の幅がありますが、インナーで登っている人は心理的にもうアウターに戻すことは出来ない様子でした。帰路は、重石が取れたバネのような高負荷練習後の筋肉の動きで、平地巡航速度が相当上がります。高負荷練習は、眠っていた筋肉の総動員に効果があるようです。

 この写真は、以前に三瀬峠トンネル入口下の斜度を測った時のものです。この付近が、この峠の最大勾配です。今日はここを、下ハン握ってダンシングし引き足も加えて全身を使い、止まりそうになりながらもなんとかアウターを維持できました。下ってきたときに試しにインナーに入れてここを登ったところ、「なんじゃこりゃー!」が出てくるほどの軽さでギアも余っていました。人間の体の感覚は、絶対評価ではなく相対評価なんですね。 
女優犬

サングラス- FinePix 600Z

 今年の1月に先生からあと数ヶ月と言われたディンギーですが、今朝体調を崩し病院へと搬送しました。内臓のレントゲン撮影、エコー検査、血液検査と続き、ぐったりした体に点滴のチューブがつけられました。胃腸はガスが充満し心臓も水分不足と血圧低下で小さくなっており、夕方まで病院での治療が続きました。明日も点滴の必要があるとのことですが、ゆっくり寝かせるために今夜は連れて帰ってきました。呼子のイカ喰い競走参加はキャンセルになりましたが、愛宕山までアウターで登って、ディンギーの苦しみが少しでもなくなるようお祈りしてきました。

 この写真は、ディンギーが一歳半の時に撮ったものです。人間で言えば二十歳ぐらいでしょうか。生命感あふれる姿で、当時はこのようなモデルとしてたくさん写真を撮りました。この数年後には、城島選手とともに自宅前でのCM撮影に出演しました。従順で温和で圧倒的な存在感を放つゴールデンレトリーバーとしての性格は、この歳あたりから満開となりました。 
出石

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 今回の旅では、今まで知らなかったところをいくつか訪れましたが、ここ出石の街もその一つです。但馬の小京都と呼ばれるこの街は、室町時代から続く城下町です。連休中で大変人波が多く、メインストリートはまっすぐ歩けないほどでした。街全体はタイムスリップしたかのようで、歴史的建造物が数多く残っています。静かな季節に訪れると、また違った趣が楽しめるのでしょう。

 この写真は、大手前通りの辰鼓楼を撮ったものです。昔は太鼓で時を告げていたようですが、近代になって時計を寄付されたため、現在のような姿になりました。 
痛戦闘機

痛戦闘機-00126 WX100

 東照宮建立に携わった工人達の末裔は、静岡界隈で小物製作者として大成し、後のタミヤやハセガワ模型の創始者として静岡の産業発展の礎となりました。今でも久能山東照宮内には、家康時代の鎧兜をまとったガンダムの模型が奉納されています。静岡の歴史は、日本近代の模型産業の発展の歴史でもあります。かくいう私も生涯では、ロードレーサー1台分の費用をプラモデル購入費につぎ込んでいると思います。

 この写真は、静岡のプラモデル愛好家による展示品を撮ったものです。痛車ならぬ痛戦闘機ですが、模型だからこそ出来るディスプレイでしょうか。発想が、素晴らしいと思います。模型製作は、このように自由な心のトリップです。痛ロードレーサー、誰かやらない?