樫原湿原

背振山地西部の唐津市七山の樫原(かしばる)湿原です。もう少し季節が進むと、有名なサギソウが咲き、沢山の人が訪れます。暑さが本格化して、私には走れる時期ではないので、一眼レフとマクロレンズをお供に車で行ってみました。平地より3度ほど低い気温で、季節の花々と様々なトンボを観察することが出来ました。暑い日には、お薦めのポイントです。(Df + Micro 60mm f2.8/G ED)

樫原湿原-1

道端に群生しているウツボグサです。ぱっと見はラベンダーに似てないこともありません。ハーブティーにも用いられ、むくみに効く薬草です。
樫原花-1

カキランです。花弁が1センチにも満たない可憐な花です。ラン科の植物で、名前の由来は果物のカキ色からだそうです。唇弁の紅紫色がおしゃれです。
樫原カキラン-1

赤いトンボが体長が一円玉より小さいと言われる日本最小のハッチョウトンボで、右側のブルーに輝くトンボは、スケールの様な模様が綺麗なモノサシトンボです。Micro 60mm f2.8 の限界でしょうか。離れて撮っているので、画像を拡大してもギリギリの大きさです。これ以上を望むなら、マクロの100mm 以上の手振防止付きレンズが必要でしょう。
樫原ハッチョウトンボ-1

パンジー

雨上がりの朝に、花芯と葉の上に綺麗な水滴が出来ていました。パンジーの花芯に、宝石のように乗っています。一緒に鉢植えしているシルバーリーフのディコンドラの葉の上にもいくつもの水滴が出来ていました。どれもレンズのように、裏側にあるものを拡大してくれています。早朝の風のない時刻が、マクロレンズのベストタイムです。(Df + Micro 60mm f2.8/G ED)

お花水滴-1

葉水滴-1
百日紅

夏になると、可憐な花を咲かさせくれる百日紅(サルスベリ)を植えて2年が経ちました。昨年は花が一つも咲きませんでしたが、その原因がバラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)と理解するまで一年かかりました。この虫は薔薇の蕾につくためバラ、そして小さな甲虫ですが象の鼻のような口を持つためゾウムシといいます。新芽や花芽が出てくると、枝に上ってきて柔らかな部分から樹液を吸って枯らせます。甲虫のため薬剤が効かず、また天敵もいません。人間と昆虫との、物理的な格闘しか駆除の方法はないそうです。この美しい花は、この虫たちとの際限ない闘いの戦果なのです。(D610 + Micro 60mm f2.8/G ED)

百日紅-0369


ヤツシロソウ

ヤツシロソウ
SIGMA SD1 Merrill + MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM

 熊本県の八代に自生するため、八代草(ヤツシロソウ)という名前がつきました。色や形がキキョウに似ており、科名はもちろんキキョウ科です。やはりこの花も、絶滅危惧種に指定されています。貴重な花なんですね。八代と言えば、やっぱり八代亜紀でしょう。この花も、なんだかステージドレスの裾に似ています。

 この写真は、マクロレンズで撮りました。奥行きがある花なので、ピントの範囲が前後に届いていません。どこにピントの中心を持っていくか、難しい対象物です。


キキョウ

キキョウ SIGMA SD1 Merrill + MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM

 日本では古代から親しまれた花ですが、今では絶滅危惧種になっています。美しい花で、咲く前の蕾は花弁が袋状になっています。この花が咲いていると、そこだけ輝いているように見えます。花言葉は「誠実、従順」で、日本人にぴったりの花のような気がします。

 この写真は、横からの光の中で撮りました。もう少し日が翳っていると陰影が綺麗なのでしょうが、少し光線が強すぎたようでした。